感想雑記(ひとりぼっちの○○生活5話)

原作で既に読んだシーンでも、映像としてみるとまた違った印象を抱くものでやはり媒体の違いというのは大きいのだなと思ったのでちょっと感想を書きます。

 

・ひとりぼっちの○○生活 ~5話

 

5話は紛れもなくアル回で、大変すばらしい出来だったわけですが、かわいさという点の他にもアルの性格についての掘り下げが為された回でもありました。すなわち、残念な本性とそれを取り繕って”世界の副委員長”として振る舞う外向きの姿です。

ひとりぼっちの○○生活ではぼっち以外の主要メンバーの4人は特に、人間関係において外面と内面の違いを抱えています。不良だと思われているけれど友達想いで素直ななこ、美人で高嶺の花な存在と思われているけれど実は忍者に憧れているラキター、友達を作らない主義だけれど実は友達に憧れている(?)(ややネタバレ)佳子ちゃん、そして文武両道才色兼備な完璧(副)委員長であろうとするけれど本当は残念なアル、そんな各々が抱えている内面をぼっちの前ではさらけ出せるというのが本作のハイパー尊いポイントです。

真の自分をさらけ出せる間柄というのは友達(というより親友?)の本質的な部分で、これはやはり素直で純粋なぼっちだから為せる技で、”友達になる”ということをぼっちなりに考え続けているからこそ真の友達に辿り着いているのでしょう。尊い